前回は、エンディングノートの書き方の心構えのようなことを、お話ししました。
そして、今回は、残された遺族に対しての、エンディングノートのお話しです。
これは、私の経験からの話になります。
実は最近、祖母を亡くしたのですが、その時のエピソードです。
祖母は、98才という高齢で亡くなったのですが、毎日「日記」をつけていました。
日記といっても、一日に、ほんの2行程度のもので、内容も
『今日は、○○さんに、柿をいただいた。おいしゅうございました。』
『久しぶりに家の周りを歩いてみた。転ばないように・・・迷惑をかけないように。』
というような、他愛もないものでした。
毎日続いているときもあれば、何日も間が空いている時もあったようです。
60才の頃から始めた、そんな2行日記でしたが、日常を綴り続けて、
亡くなる頃には、大学ノートが37冊になっていました。
『今日は、朱美が来た。孫の子も、皆元気でよろしい。』
ところどころに、自分のことが出てくると、なんとも言えず心が温まります。
その時、確かに自分と祖母が居り、良い時間を過ごしていた。
その1行を読んだ時に、初めて記憶がよみがえりました。
ほとんどは、副葬品として、棺に入れましたが、遺品として一部は残してあります。
時々取り出して、祖母との時間に思いを馳せるためにです。
みなさんも、2行日記を始めてみませんか?
エンディングノートとは、違った形で、思いを伝えられると思います。
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